編集長の終わらない話 2.0 11/13 †
品質の復讐 奢れるモノづくり大国への警鐘 †
- おかしい。三菱ふそう、自動車リコール、ソニーのリチウムイオン電池、日立の原子力発電所のタービン、松下の石油温風ヒーター、パロマの湯沸かし器...
- 品質の復讐、ユニクロの柳井社長の「成功の復讐」から。
- 過去 30 年は、日本の品質は最高だったが、その復讐を今受けている。
- 取材をして思ったこと。元ソニーの社員は、現役の頃は10億個に1個(ppb)の品質だったが、今は 100万個に1個の品質(ppm)。
- 電池は、1年間に60億セル生産している。これは10年で、31倍に増加している。昔の品質なら不良品は 6 個だが、今は 6,000 個。
- 今年の世界経済は 5% の成長率。先進国は 2~3% の成長率。SCM は金科玉条の様に使われたが、これが落とし穴だった。(何日までに何個そろえるということが、一番になってしまった。)
- トヨタも、クレーム隠しや、大量リコールが発生している。毎年 50 万台増加しており、品質を確保するのが困難になってきている。
時流潮流、どこまで広がるトヨタ帝国 今度はいすゞ、またもGM傘下 †
- 利益 2 兆円、配当 4 割増でこれが限界。設備投資は重荷になる。労働配分はトヨタの社風にあわない。運用はゴールドマンサックスが一つできるが、GM はそれでダメになった。
- ではトヨタは? いすゞは 440 億。トヨタは奢らないで欲しい。
- 昔のトヨタなら 1ドル100円で利益が出せるか、シミュレートしたはず。
- 来年の春闘は見物だ。
- アンブレラ再編。どこかの大きな企業の傘に入る。それを実践したのは GM。ブランドコレクターかと思った。 FIAT、富士重工、スズキ、いすゞ... さぁトヨタは?
- トヨタ傘下には、ダイハツ工業、日野自動車、??、富士重工業、ヤマハ発動機、いすゞ自動車... ホンダと日産、三菱、マツダ(フォード傘下)以外はトヨタグループ。
- モノづくりで利益が 2 兆 2,000 億の企業は、石油会社以外未来永劫でて来ないのはないか。
- 2009 年には前人未踏の年間 1,000 万台も夢ではない。
- 社会貢献しかないだろう。トヨタ財団はあるが、あまり知名度がない。アジアで有名な学者の論文などを翻訳している。
往復書簡 2.0 †
- 前号の「管理職が壊れる」より。自分の多重の責務を負っているし、同僚は精神疾患などで壊れかけている人もいる。定期購読を開始したところ、自社の経営者が出ていてブラックユーモアのようだった。
- 日経BPでも話題になっており、編集長の個人的な意趣晴らしでやった知思われているとか。
- 17年前、日経BPの面接を受け、別の会社で部下 100 名の管理職になった。社内では管理職を目指す人が多い。
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